愛宕山の点描

“伊勢へ七たび熊野へ三たび愛宕様へは月参り”これは愛宕神社への信仰を強調した京都の俗諺の一つです。徒歩で山道を登る寺社めぐりには、仁和寺の御室八十八カ所めぐり、醍醐寺の上醍醐への道、伏見稲荷大社のお山めぐりなどがありますが、最も嶮難なのは千日詣りでポピュラーな愛宕山でしよう。比叡山よりも高く標高924m。今回は中腹の見所の点描です。

①空也の滝  清滝から川沿いに山中に入り、月輪寺の登り口で別れて左手に約20分。空也上人が修行をしたということで名付けられた滝(長さ12m、巾1m)で京都周辺では最大級。実に荘厳で幻想的な雰囲気に包まれています。

②壷割坂  表参道の登り十八丁目にあります。昔、宇治の茶を山上に貯蔵して、江戸幕府に献上していましたが、あるとき、その茶壷を割ってしまったことから名付けられました。ちなみに茶壷蔵跡は九合目にあります。

③火燧権現跡(ひうちごんげんあと)  17丁目にあります。「清滝社火燧権現社」と呼ばれた二間一間の朱塗りの社があり、火の神を祀っていました。京に火事が起これば、社が鳴動することから名付けられたそうです。 なお、旧愛宕山鉄道の愛宕駅跡や茶壷蔵跡など頂上に近い見所は別の機会に譲ることにします。 

 

空也の滝 (滝の横には石像が三体あります)

 壷割坂 (ここで将軍に献上していた茶壷を割ってしまったという)

 京洛の火災の発生を知らせたという、火燧権現(ひうちごんげん)跡

 旧愛宕山鉄道ケーブルの跡

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
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