緑茶発祥の地  湯屋谷

日本煎茶の祖・永谷宗円(1681~1778)ゆかりの地・湯屋谷は宇治田原町の山あいにあります。永谷宗円は江戸時代の中期、青製煎茶製法と呼ばれる煎茶の作り方を考案、普及させました。それまでは茶葉を蒸さずに釜で熱する方法がとられていたのですが、宗円は蒸した茶の芽を焙炉の上で熱を加えながら手で揉む方法にたどりつき、現在の煎茶の作り方の基礎を築きました。山すその生家には、かって製茶に使用していた焙炉の跡や製茶道具が残されていて休日なら内部を見学することができます。近くには宗円を祀った茶宗明神社もあります。なお、お茶漬けの素で有名な永谷園の創始者は、子孫にあたるそうです。管理人さんの話ではここは動物のメッカのようで、野生の鹿(10数匹)や猿(70~80匹)が出没して花や野菜を食べ荒らすので、彼等とのいたちごっこで大変だそうです。ともあれ貴重な原風景を大切にしたいものです。

永谷宗円翁の生家 (京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷)

せん茶の創製に用いたという焙炉

永谷園本舗創始者の顕彰碑

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
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緑茶発祥の地  湯屋谷 への4件のコメント

  1. ヘルブラウ より:

    永谷園のお茶漬けの元はこちらでは常備日本食品で
    娘たちもお茶漬けサラサラが好きなんですよ~

    そうなんですか、日本茶の発祥なんですねぇ~、
    お茶は九州の八女茶と宇治茶が好きで一年分買って帰るのですが
    そろそろ底を着くようでそのために帰国しなくてはいけません・・・?笑

  2. sakuragai6 より:

    ヘルブラウ様
    いつも有難うございます。 栄西襌師によって日本にもたらされたお茶の実は、明恵上人の手を経て宇治田原町に入り、それが湯屋谷の永谷宗円の手によって青製煎茶へと生まれ変わったというのが、現在日本で飲まれている煎茶の起源のようです。
    “ 山門を出れば日本ぞ茶摘歌 ”  宇治の万福寺にある菊舎の句碑から

  3. nahoko sintani より:

    拝啓  こうへいさま
    こちらのお話も大変興味深いですね。
    そうか 永谷園ねえ・・・・・・。
    いつもありがとうございます。

  4. sakuragai6 より:

    nahoko sintaniさま
    湯屋谷は修験道の霊山・鷲峰山(じゅうぶさん)の登山口になります。天武天皇の伝承や宇治田原の町を東西に横断して、山城と近江を結ぶ信楽街道を基点に家康伊賀越の道など歴史的な見所も多いです。「永谷宗円」のことは余り知られていないですが、たしか大仏次郎の小説「帰郷」のなかで、「苔寺」の話の前後に登場していたと思いますよ。
     

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