仁和寺の茶室  ~飛濤亭と遼廓亭

仁和寺の二つの茶室は、いずれも重要文化財に指定されています。一歩足を踏み入れると、木立に囲まれた築山には苔が青々として、わびさびの世界が広がっています。宸殿の北庭にあるのが、草庵風の茶席で光格天皇好みの飛濤亭です。天皇の茶室の関係か、にじり口はなく貴人口のみになっています。貴人口の右手には円窓と刀掛けがあり、室内から見ると、満月に雲がかかったように見えるそうです。つぎに起伏のある築山を飛び石づたいに西に向かうと、本坊の奥に遼廓亭があります。仁和寺の門前にあった尾形光琳の屋敷から移築した由、飛濤亭に比べると規模の大きな茶室で、特徴は室内の全ての壁が錆壁で国宝の如庵に似ているようです。なお写真撮影はすべて禁じられているため、リーフレットの写真から、おおよその雰囲気を感じて頂くことにしました。(見学希望の場合は5名から、往復ハガキで事前申し込み制。一人1000円、ただし折角のハガキ申し込みも返信がない場合があるので要注意です。西芳寺と仁和寺の特別拝観は受付に、やや高姿勢を感じます。いづれも世界遺産の顔だけに改善をのぞみたいところです。

仁和寺(右京区御室大内33 電話075(461)1155

飛濤亭(茶席は四畳半、板の間に水屋)

 起伏に富む築山、飛び石の露地

 遼廓亭(広間、水屋、三畳半の茶席、勝手、控えの五室)

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
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仁和寺の茶室  ~飛濤亭と遼廓亭 への2件のコメント

  1. ヘルブラウ より:

    閑静で素敵な佇まいの茶室で、涼の夏の日を
    お過ごしになられたのではと想われます・・・
    高飛車なお役所仕事の応対は本当に嫌なですねぇ~!

  2. sakuragai6 より:

    ヘルブラウ様
    何時も有難うございます。細かいことはあまり言いたくないのですが、往復ハガキの返信は、なしのつぶて。前日にこちらから確認の電話を入れるという、体たらくでした。ついでながら、西芳寺(苔寺)の場合は高額の拝観料(3000円)に加え写経の最中に庭園、茶室の説明がなされるという、ゆとりのなさです。地元の住民として恥ずかしいことです。

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