丹後路の「野田川町」が面白い ~石川五右衛門出生地の城跡など

丹後は、歴史的にミステリアスなことが多くロマンにあふれる地域です。しかし距離的なハンディがあるために旅情を求めてのぶらり旅はむずかしく、京都市内などからのドライバーにとってはデイ・トリッパー(日帰り旅行客)として時間配分に気をつかうところです。大江山のふもと丹後ちりめんで栄えた野田川町にライトをあててみました。花の好きな人は、与謝蕪村の出生地・施薬寺(蕪村寺)のハナショウブ園(2万株)、夏のひまわり畑(15万本)、滝の千年椿(樹齢1200年のクロツバキの巨木)などが見られます。しかし今回、特筆したいのは二つの戦国時代の城跡です。ひとつは松本清張の小説「火の縄」に登場する希代の鉄砲の名人・稲富直家(4代目城主)の弓木城です。直家は初め一色氏に仕えていましたが、後に細川忠興に仕えました。岩滝の町を眼下に望み、阿蘇海に面する丘陵の先端に位置して天正10(1582)年、細川氏に滅ぼされた一色氏が最後の拠点とした城です。いまひとつは石川五右衛門の出生地といわれる伊久知城跡です。幾地の城山にあり、この城も同時期に細川氏に攻められて落城したと伝えられていますが、城主・石川左衛門尉秀門の次男・石川五良右衛門が落城とともに姿を消し、後に京都に出て石川五右衛門になったとする説が有力視されています。彼は安土桃山時代に出没した義賊で有名ですが、ここで生まれたとは意外な発見でした。

弓木城跡 〔京都府与謝郡野田川町弓木)

伊久知城跡 (京都府与謝郡野田川町幾地)

石川五右衛門出生之地と記された伊久知城跡の石碑の断面

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
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