日本最小のものにつづいて、最大のものを選んでみました。
① 知恩院の三門
知恩院は浄土宗の総本山で800年前に宗祖・法然上人が説いた専修念仏(せんじゅねんぶつ)の根源の地です。元和7年(1621)徳川2代将軍秀忠の建立になる三門(国宝)は高さ24m、横幅50mの現存最大の木造楼門です。
知恩院の三門 (東山区林下町)
② 泉涌寺の涅槃図
釈迦が横たわる周囲に仏弟子が手を合わせ、動物が嘆き悲しむ様子が描かれています。縦16m、横8mという日本最大の涅槃図です。(古礀明誉の作)毎年3月14日~3月16日の3日間公開しています。
泉涌寺の涅槃図(東山区泉涌寺山内町)
③ 浮島の十三重の石塔 (宇治市宇治塔ノ川)
宇治川の中洲にある塔の島に建つ日本最大の石塔です。西大寺の高僧・叡尊によって建立されました(高さ約15m、重要文化財)。なお伏見区の藤森神社にある手水鉢は石川五右衛門がこの塔の上から5番目の石を持ってきたものだそうです。
浮島十三重石塔 (宇治市宇治塔ノ川)