花街の春の踊りシーズン近しです。 そこで不思議なのが踊りの、ひらがな表記が他の
四花街は「をどり」なのに宮川町だけは「おどり」を使用していることです。 「をどり」の説明とし
ての有力説をご紹介しますと ①芸事だから未だ上達するには上があると謙虚さを込めて上に
つく「お」より下につく「を」を用いていると言う説。 ②雌鳥羽(めんどりば)は左の羽で右の羽を
覆って羽をたたむ習性があります。 行儀作法でも両掌を前で膝におく時は必ず左を上に右を
下にして利き手をおさえて控えめをあらわす。 舞の時も胸の上で同様の所作をする。 従って
右に出るものがいないという言葉があるように「まだまだ未熟どすけど」という意味を込めている
などです。 さて、あなたならどう解釈されますか。
祇園甲部歌舞練場(都をどり)井上流 上七軒歌舞練場(北野をどり)花柳流
( 毎年4月Ⅰ日~30日 ) (平成22年から3月25日~4月7日に変更)
宮川町歌舞練場(京おどり)若柳流 祇園東歌舞練場(祇園をどり)藤間流
(毎年4月第1土曜日~第3日曜日) ( 毎年11月初旬 )
先斗町歌舞練場(鴨川をどり)尾上流
( 毎年5月Ⅰ日~24日 )
♪は~ァ踊り踊るならちょいと東京音頭。これは「をどり」でしょうか
「おどり」でしょうか?
話しは変るのですが最近、ビデオで昔の「ロミオとジュリエット」
オリビア・ハッシー主演を借りて観ました。童顔でボインのオリビアの
胸が見える一瞬を静止して「これぞ我、青春」。。。。。
320さま
たしか1~2番の歌詞に花と柳が歌われていますね。
今年から花街のトップを切って開幕する北野をどりの「花柳流」に
あやかって「をどり」ということにしましょう。
「ああ青春の胸の血は」「青春のパラダイス」などの詩も浮かんで
きます。