二条陣屋  (小川家住宅)

e696b0e38197e38184e3839be383abe38380no2-0542e696b0e38197e38184e3839be383abe38380no2-0593

二条陣屋のルーツは寛文10年(1670)ごろ小川家中興の祖、小川土佐守祐忠の長男がこの地に居を構え『萬屋平右衛門』と名乗り米・両替商を始めました。  江戸時代には大名の宿舎としても利用されていました。  建物の外観は普通の町家となんら変わりはないのですが、内部(一階11室、二階13室)が手の込んだ構造になっていることから話題性を呼んでいるのです。  もともとは趣味の数奇屋風の建築だったようですが、大名を泊めるようになりその身の安全の確保と火災に備える必要性などから生まれた知恵の結集がこの建物を特徴づけています。  すなわち ①数奇屋建築 ②陣屋建築 ③防火建築 の3点にしぼられます。  内部の撮影は許されないためにポイントの部分を写真でご紹介できないのが残念ですが、①の例は船内に見立てた「苫船の間」などの遊び。 ②の代表的なものは、天井の武者隠し、吊り梯子、落とし階段、など敵の侵入を防ぐ工夫。これらの仕掛けがからくり屋敷といわれるゆえんです。  また③の知恵としては軒裏への飛び火を防ぐため垂木の先端に濡れむしろをつるす仕組み、防火井戸、土蔵造りのの防火壁などです。   見学は案内者の説明如何で理解度や関心度が左右されますが、生活の知恵のユニークな造作と見るか、忍者屋敷風の構造として楽しむかは各人の見方次第でしょう。   なお本年4月から長期間にわたって西側部分の補強の工事が始まるようですので、建築や設計に興味をお持ちのかたにとっては舞台裏を現認できる良い機会ともいえそうです。  (土地約400坪、建坪約300坪の構造です。)

(写真説明)  「上」 は大宮通に面した外観  「下」 は入り口から玄関の風景

(場所)     中京区大宮通り御池下ル西側

(その他)    見学有料   予約制  Tel. 841-0972  小川氏

 

 

 

 

kyoto-

tales=null]

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
カテゴリー: 建物   パーマリンク

二条陣屋  (小川家住宅) への6件のコメント

  1. augustaugust より:

    ほぉ~ほぉ~
    出ましたね!
    単に普通の町屋を見学する以上のプラスアルファーがあって
    楽しそうです。
    私は次のチャンスを狙って出掛けたいと思いますわん!

  2. sakuragai6 より:

    augustaugusさま

    でましたよ~。  ここも一度は見ておいて悪くない場所ですね。

    4月からは、なるべくマニアックなものを避けて京都検定向き

    の内容に切り替えていこうかと思っています。

  3. みっちゃん より:

    街中に、しかも広い敷地にそのようなお屋敷があるんですね。
    4月から長期補強工事に入るそうですが使用される材木選びから大変でしょう。
    現在古い町屋を利用してのお店も沢山ありますが昔の建屋の方が丈夫なんですね。

  4. sakuragai6 より:

    みっちゃん様

    はい。  340年も前の大名の宿所で機能性に富んだ建物ですものね。
    それでいて京都迎賓館などで見られるような遊び心もチラリと。
    例えば大広間の付書院の障子には、組み合わせた細い桟が家名の「小川」
    の字をかたどっていたり、なかなか粋でおしゃれな感じですよ。

  5. 長尾美保子 より:

    二条陣屋には出かけたことがないのです。ブログを拝見して、是非一度と思っています。母のお知り合いの中に、この小川家がご実家とおしゃっていた方があったように記憶しています。京都はホント狭いところです。

  6. sakuragai6 より:

    長尾美保子さま

    何時も有難うございます。   それとこの地域の周辺にはなかなか名所,旧績が
    多いですよ。      例えば京都三条会商店街の大宮西北には八坂神社の御供社が、南に少し外れた住宅街には坂本龍馬とおりょうが訪れた武信稲荷神社があり、そのの近くには六角獄舎跡に山脇東洋の解剖碑などです。
    一度お越しになって見てください。  (二条陣屋の見学は一人1,000円です。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>