韋駄天と走り坊さん

韋駄天も走り坊さんも足が自慢ということで対比的に取り上げてみました。   韋駄天はお釈迦さまが亡くなったときに捷疾鬼という足の早い者が遺骨を奪って須弥山へ逃げました。  それを見た韋駄天が一瞬のうちに頂上まで追いかけて無事に取り戻しました。 約132万kmを一瞬のうちに走ったのでその足の速さが有名になり韋駄天走りという言葉が生まれました。       なお写真は万福寺の天王殿の裏側に安置されている、かつこいい韋駄天です。  仏像のまわりに金網が張られているのはあまりの色男で夜な夜なお寺を抜け出しては艶っぽい遊びをするので閉じ込められているのだそうです。    一方、左京区の大蓮寺の走り坊さんは現在のように交通が発達していなかった頃、お寺に訪れるのが困難な妊婦さんの為に安産のお札を市中を走りながら宅配をしたそうです。 一日に約60kmを走る超人的な健脚でまた大食漢で大酒豪でもあった由です。        大正7年(1918)に亡くなった時は新聞が大きく報じて葬儀には参列者が絶えなかったそうです。  写真の絵は本人と一緒に生活していた、19世住職の証言を基にして平成20年に描かれたものです。     身長は143cm、左手に番傘を抱え右手に扇子をかざしながら調子をとって駆け廻ったそうです。

(写真説明)    上は万福寺の韋駄天像  下は大蓮寺の走り坊さん

(住所 )      万福寺   宇治市五ヶ庄三番割34

            大蓮寺   左京区東山二条西入一筋目下ル

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
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韋駄天と走り坊さん への12件のコメント

  1. ぽん より:

    走り坊さんの話、ちょっと前の京都新聞に出てましたね。
    韋駄天さんはたしかに男前でしたが、一緒に拝見させていただいた方も素敵でしたよ(^^)

  2. sakuragai6 より:

    ぽんさま

    へへへ  ( これは照れ笑いです。 )

    最近のKBSテレビで放映されたぽん様の御点前もなかなか堂に入ったもので
    したよ。

  3. 小生、身の丈183センチ、股下85センチ(裕次郎と同じ)。
    ユニクロのジーンズは裾直しなしでウェストさえ会えば着られます。
    尚、ウェストサイズは極秘。走り坊さんとは対照的ですね。
    然しながら走るのは鈍足。100Mでもマラソンでもドンベ。

    最近はおしっこの出も遅くなり、トホ、毎年この季節チョコの食べすぎで胃を悪くしていた頃が懐かしい・・
    40年前、初めてチョコをくれた柳橋の、あの娘はどうしているかな~。。

  4. sakuragai6 より:

    Mitsuo Sakakibaraさま

    ”青い月夜の十三夜”のようないい話ですね。

    もう1週間もたたないうちに、モー結構というほどチョコレートの香りに包まれる

    ことでしょう。  胃にはくれぐれもご用心を!

  5. ヘルブラウ より:

    このカサノバみたいな韋駄天様、そういうわけで檻の中でござんすどしたか(江戸なまり京言葉?笑)・・・

    それにしてもこの走り坊様はかいらしい働きもんでおやすな~
    実在のお方のようで、京の都をこの走り坊様が調子とりながら廻っていたころは
    きっと今より風雅な京都だったような気がします。

  6. sakuragai6 より:

    ヘルブラウさま

    韋駄天さんと同じような運命にあるのが京都御所の木彫りの猿です。
    鬼門を守るために祀られたのですが、夜な夜な大声をあげて通行人に悪さをするので
    とうとう金網を張って閉じ込められたそうです。  御所の北東角は猿ヶ辻とも呼ばれています。
    それと走り坊さんの一日60キロは比叡山の荒行、千日回峰行の6年目の800日
    の距離に匹敵します。  昔から飛脚便やマラソン競争など足にも歴史がありますね。

  7. yamana より:

    千日回峯行において↑のように一般に6年目の「赤山苦行」は15里(60km)とされています。そして7年目「京都大廻」21里(84km)とされています。
    しかし、これは実際の距離を表しているのではなく、縁起の良い数字にあわせたというのが本当のところのようです。

    3日前に京都大廻ルートを歩いてみましたが、12時間余りで踏破できました。おそらく歩行距離は40数キロというところでしょう。もちろん完全に正確にルートをたどれたわけではありませんし、途中で「お勤め」や沿道の信者への「加持」なんてあるわけありませんので、相当のショートカットはあったとは思いますが、それでもその道程は50km余りといった距離になるはずです。
    もちろんだからと言って天候を問わず連日連夜このルートを歩きとおすという修行のすごさはいささかも衰えるところはありません。

  8. sakuragai6 より:

    yamanaさま

    素晴らしい!

    行者さんや走り坊さんにひけをとらない脚力ですね。

    私の場合は小人数の仲間と一緒に、路地裏の石碑なども観察しながらでしたが
    6回ぐらいに分けての京都切り廻りでした。

  9. 名にしおば いざ言問はん さくらがい
    苦行の後に 汝のエゴは捨て去りしや By 言問橋

  10. sakuragai6 より:

    Mitsuo Sakakibaraさま

    ああなれど 我が想いは儚なく うつし世のなぎさに果てぬ  
    南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
     

  11. yamana より:

    単なる好奇心と衆生を救いたいという心、この先の人生でどれだけこの差を埋めていけるのでしょうか。。。脚力なんてほんのちょっと努力すれば身につくものです。次元が違います。

    よく心の中でつぶやく某宗派の格言。「腹が立つときやブツアブツ申せ。ブツはブツでも南無阿弥陀仏」

  12. sakuragai6 より:

    yamanaさま

    浄土真宗の代表的な妙好人、浅原才市翁の詩ですね。

    恥ずかしながら妙好人という言葉も初めて知りました。

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