「千日回峰行」の道 点描    (最終回) 

今回のアプローチは千日回峰行の原点とも言える、回峰行のご本尊の不動明王がまします明王堂と回峰行の創始者、相応和尚の廟などです。   まず明王堂参詣では大阿闇梨さまによる護摩供の奉修の間、全員で不動真言を繰り返し合唱し、最後には各人に入念なお加持を頂きました。    続いて法曼院に席を移して一汁三菜のお昼を頂戴しました。  食後は別室で大阿闇梨さま直々のお手前による茶菓をふるまわれ、寛いだ雰囲気のなかで会話を楽しもことができました。    千日回峰行は森閑とした漆黒の闇の中でただ一人山中のお堂を廻る荒行で想像しただけで身の毛がよだつ感じですが、今日までに満行者が49人もおられるのには驚きです。   時には道の脇に寝袋姿で転がっている者や自殺願望で徘徊している者などに遭遇することもあるそうです。   帰途は行者道としてよく知られる無動寺谷で千日回峰行の始祖,相応和尚(そうおうかしょう831年~918年)の塔に参拝しました。   途中には親鸞上人の修行旧跡もありましたが、山腹には紀貫之の墓の標識も眼につきました。   小雨ふる中でしたが同行者も全員が充実した気分で下山することができました。   なお、百日回峰行者さんが洛中の社寺を巡る、京都切廻りルート(赤山禅院からスタート)は計6回に分けての歩きで(本当に凡人の切り廻りになりましたが・・・)道端に点在する石碑なども細かくチェックしながらの完歩でした。

(写真の説明)    上から明王院外観、御護摩の奉修、相応和尚の塔

 

 

      

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「千日回峰行」の道 点描    (最終回)  への2件のコメント

  1. yamana より:

    先週、修験道の中心地たる大峯奥駈道の真ん中へんを歩いてきました。
    晴れ渡り360度の視界。しかし人工物は一切見えません。ところどころ植林が見えるのみ。人の息吹きの聞こえない体験。そして錦繍にモえる山。(ダメ押しにお酒も)。は~・・・な空間でした。
    千日回峯行。その先に何が見えるのでしょうか。

  2. sakuragai6 より:

    yamana さま

    俗人の私には、とても先は見えません。
    でも千日回峰行を満行された大阿闍梨さんのお顔は、実に清々しく、良いお顔をされていました。
    大峯千日回峰行も比叡山と同様に大変な荒行のようですね。  なにしろ不動明王と一体になるなどということは、やはり超人的な修行が必要なのでしょうが、とても想像がつきません。

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