ふたつの 湯たくさん茶くれん寺   淀城址 と 淀古城跡の散見
10 月 01

 

比叡山頂への登り道で「智証大師円珍のご廟」を、また下り道では雲母坂に沿った山の尾根のなかほどにある「水飲対陣の跡碑」と「千種忠顕の戦死の地」を辿ってみました。   前者は天台座主で天台宗寺門派の開祖です。  また後者は南北朝時代の公家。後醍醐天皇の側近で足利勢と戦って戦死した建武中興の功臣です。  山中の道で遭遇したのは樹上で枝葉をゆらす猿が一匹だけでした。     さて、この日のハイライトは何といっても下山の地、赤山禅院で体感できた滅多にお目にかかることのない珍しい「鳴り釜神事」です。     この神事は、祝詞の最中にお釜を焚いて牛の咆哮に似た音をだすのです。  この音の鳴りが悪かったり止んだりした場合は凶兆とされます。  音の鳴っている釜を持って神官が加持を行い赤山内を歩き、祓い清めて「無病息災」「家内安全」の祈願を行うのです。   不思議なのは、なんの仕掛けもなくて、ただ釜で湯を沸かしその上にすのこを敷いたセイロに米を入れ、混ぜるだけで牛やボイラーがうなる様な大きな音がでるのです。  ( どうも音は米と蒸気などの温度差によって生じる振動らしいのですが相当な修行が要りそうです)   神事の後は居合わせた人々に、祭事のお米とお釜の湯が振る舞われました。   お茶ではなくて、ただのお湯なのですがこれがなんとも爽やかな味で山道の疲れを完全に癒してくれました。  

 (写真説明)     上から比叡山の山頂、智証大師の御廟、千種忠顕戦死の地碑、

             赤山禅院の鳴り釜神事

written by sakuragai6 \\ tags:


感想が6つあります to “「千日回峰行」の道  点描・・・(その3)   珍しい神事”

  1. 1. yamana Says:

    「仏教」の母といわれる聖地たる比叡山で、「道教」の神である泰山府君を祀る赤山禅院が行う、「神道」の神事。
    これらを自然に受け止められるのが我々日本人ですね。

  2. 2. sakuragai6 Says:

    yamanaさま

    鋭いご指摘をありがとうございました。  
    祭事に立ち会われた方のなかには大行満大阿闍梨さんや著名な易学鑑定士のお姿などもみられました。

  3. 3. ヘルブラウ Says:

    京都人もあまり知らない行事とかをいつも教えていただき
    なるほどと思うことが多いこのブログでいつもおおきにーです。

    コメントありがとうございました。
    別枠のも確かに受け取りました。

  4. 4. sakuragai6 Says:

    ヘルブラウさま

    この行事は不定期におこなわれるようなのです。
    私もその当日に偶然でくわした形で本当にラッキーでした。

  5. 5. augustaugust Says:

    またまた知らない行事に出会えましたぁ~。
    予期しないで出会えるってのは
    ものすごく自分の中で感動するものですよね。
    私も待ち合わせの時間調整で
    吉田神社あたりを歩き回ってて
    (本来なら珍しい行事じゃないけど)
    なにやら神事が始まった時は
    心の中がドキドキ、感動してました!

  6. 6. sakuragai6 Says:

    augustaugustさま

    コメント有難うございます。
    今年に入って、私にとってのフレッシュな体験は、この神事に立ち会えたことと六波羅蜜寺で「京都切り廻り」の回峰行者のお加持を受けられたことです。

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