姫君たちの京都案内

源氏物語千年紀ブームに乗って巷には関連図書があふれています。

その数は1000冊を超えるともいわれています。  そんな中にあって、ひとあじ違った本を見つけましたのでご参考までに紹介します。 それは表題の図書です。  一見、若い女性向けの体裁になっていますが、中身は硬派でしかも読み易い内容なのです。 登場人物は作者、主人公、と8人の姫君に絞り込んで物語をまさしく物語風に読者に語りかけてくれます。 とくに圧巻は光源氏のモデル論で、源融、藤原道長、伊周と、世間ではあまり語られていない部分に焦点をあてているのは書店に並ぶ他の類書にはみられない特色です。  学者の難解な文章とは違って楽しく興味深く理解ができます。 序文、コラムもいいですが、具体的には道長の作った仏像、源融河原院址碑、高山寺(西院)の賽の河原など意外に知られていない所も教えてくれます。    

  

図書名    姫君たちの京都案内

副題     『源氏物語」と恋の舞台

著者     蔵田敏明 薄雲鈴代

発行所    淡交社

定価     1500円

 

sakuragai6 の紹介

京都を愛する、ロマンティストの男性シニアです。
カテゴリー: その他, 源氏ゆかり   パーマリンク

 姫君たちの京都案内 への2件のコメント

  1. ヘルブラウ より:

    ーひとあじ違い、中身は硬派でしかも読みやすいー
    待ってましたこんな源氏物語。
    教示くださりありがとうございます。

    昔、パリに留学していた友を訪ねた時、彼女は東洋研究所(ソルボンヌ大学)の教授の空きマンションを借りていて私も1週間ほど居候をしたことがあります。そこの書斎で初めて見た日本の古典の原書の出版本の数々には驚きました。外国人がこの本を読んで研究しているとは。。。いい刺激を与えられたのですがそれがどう私に影響したかは定かではありません。

  2. sakuragai6 より:

    ヘルブラウさま
    著者の蔵田敏明氏は現在名古屋外国語大学教授で、映画への造詣が深く、自ら劇団『創作工房」を主宰される他、映画雑誌『浪漫工房」も編集されています。
    また薄雲鈴代女史は京都外国語専門学校で京都学を担当され、また映画雑誌『浪漫工房』のメーンライターとして活躍中です。 著書には「歩いて検定 京都学」などがあります。 なお女史は私の『京都学」の師匠にもあたります。

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